みなとみらいマンション防災・減災協議会 オンラインアンケート 2021 集計結果
設問2-1. 災害により、停電が発生した直後の建物の状況を選んで下さい。(複数回答可)
コメント2-1. モーターや中継機器の停止により、全てが起こりうると想定されます。
エレベーター停止は過去の地震でも実感しているので100%なのに対し、その他のインフラの停止は、比較的意識が低い結果になりました。
設問2-2. 超高層マンションにおいて、廊下や階段室の非常照明の内蔵バッテリーは、停電発生後どのくらいの時間点灯していると思いますか。
コメント2-2. 建築基準法では非常照明は「1時間」以上の点灯が義務づけられています。これは、火災発生時の避難を想定したもので、地震による長期の停電では、電池切れにより屋内の廊下や階段室は真っ暗になると想定されます。
45%の方が正しく認識しているものの、さらに長時間点灯すると認識している人も多くいる結果になりました。
設問2-3. 震度7の地震が起きた時に、マンションの設計時に想定される範囲内の被害は下記のどれでしょうか。(複数回答可)
コメント2-3. 建築基準法では、数十年に一度の震度5クラスの地震で建物に大きな被害が出ないこと、数百年に一度の震度6クラスの地震で建物が倒壊・崩壊しないことが、耐震基準として定められています。震度7の地震では、設備や間仕切り壁の損傷だけでなく、柱や梁などの構造部材の損傷も想定されます。
エレベーターや給排水管の破損については認識率が高いですが、間仕切り壁や構造部材の破損はほとんどの人が認識していない結果になりました。