【報告】補充的避難所開設訓練

2025年11月16日(日)にみなとみらい本町小学校で、横浜市西区主催の補充的避難所開設訓練が行われ、地域住民、小学校児童と保護者、および小学校の教員合わせて23名が参加しました。

西区総務課長、みなとみらい本町小学校校長の挨拶ののち、敷地内に設置された防災備蓄倉庫へ移動して、保管された防災資機材、食料等の備蓄品について説明を受け、発電機の試運転と照明器具の点灯体験を行いました。

続いて、体育館の入口に移動をして、避難所の受付手順の説明がありました。指定の用紙やQRコードからの記入を体験し、紙の情報は職員がシステムに入力すること、入力した情報は市のパソコンから、一覧データとして書き出せることの説明がありました。発災後にスマホが使える状態であれば、QRコードからの受付により、記入待ちの混雑や手入力の手間が減ると感じました。

次に、校内の各教室を巡って、避難所開設時の諸室の機能について説明がありました。避難所で使われる部屋は、セキュリティ面や授業の再開に影響がないようにまとめられ、エリア分けされていること、乳幼児や障害者、感染症、ペット同行避難などを考慮して、専用の部屋を設るなど、今どきの避難所事情を垣間見ることができました。また、現状の体育館の区割りは2m×1mで計画されていますが、世界的な基準の変更により、2m×1.5mに見直す予定などの話もありました。

最後に、会議室へ移動して、質疑応答や意見交換を行い、事前に把握することの重要さや、より多くの人に参加してほしいとした声がありました。また、みなとみらい本町小学校は、横浜駅からも近く、高層マンションに加えて、オフィスや観光施設、音楽アリーナ等の人が集まる施設が集中していて、住民以外の人口密度が非常に高い地区にあることから、帰宅困難者の誘導を適切に行わないと、避難所として機能しないリスクがあると感じました。

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