災害に強い街づくりを進めてきたみなとみらい地区において、都市インフラや建物などのハード面での「防災対策」は整っていますが、高層の建物で集積密度が高いこと、建物内のライフラインが電力に依存していることなどの課題があります。
そこで、住民の自助・共助によるソフト面での「減災対策」が重要で、この計画は、みなとみらい地区の住民の視点に立って、地区独自の課題解決に取り組むことを目的としています。みなとみらい防災・減災コミュニティは、住民主体で、ソフト面での防災・減災活動を行うことを通して、みなとみらい地区に防災・減災のコミュニティをつくり、「災害時も安心して暮らせるまち」を実現します。
また、計画の実現のためには、みなとみらい地区の住民がマンションの垣根を越えて協力すると共に、西区役所や一般社団法人横浜みなとみらい21(YMM)、および地区内の企業など、地域の様々なステークホルダーと連携することが必要です。みなとみらい地区の住民と企業、行政が連携することで、みなとみらい地区の更なる価値の向上を目指します。
なお、各ページに掲載する実績は、防災・減災コミュニティが主催するものだけでなく、参加する管理組合・自治会などでの防災・減災に関する取組みなど、役員会で共有されたものも含めて掲載していています。
2022年8月
みなとみらい防災・減災コミュニティ 会長 松本道雄